fc2ブログ
11 | 2020/12 | 01
-
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

慶應義塾體育會射撃部

Author:慶應義塾體育會射撃部

アクセス

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

慶早戦 原田

2020.12.11 14:09|大会
ちは。
射撃部4年の原田です。

ついに私にとって学生最後の試合となる慶早戦が終わりました。
まず本塾の結果といたしましては、
慶應義塾 5254.8点
早稲田  5284.8点
30点差での敗北となりました。

私自身は伏射種目でレギュラーを務めさせていただき、599.1点と今季ワーストで試合を終えることとなりました。思えば、私は2年生からSBを始めたころから体型的な理由で膝射を思うように構えられず(今はだいぶましになりましたが...)、かといって立射でも点数を稼げるわけではなかったので、3年生から伏射に注力し4年生からは練習内容はすべて伏射に切り替え、慶早戦の勝利に貢献できるよう精進して参りました。監督からも伏射で点数を取るためのパーツやグッズも多数貸与して頂きました。

その結果もあり、4年生最初の試合(秋関本選)で600.8点、インカレで606.5点と大きな試合でも緊張せずにスコアをどんどん伸ばすことができました。その後の練習でも610点を超えるスコアが出せたりと一見すると慶早戦に向けて調子は順調に見えました。

しかし、試合直前の追い込み練習での無理がたたったのか気付かないうちに調子を崩していました。心の不調が肉体の不調を呼び、慶早戦当日は人生で最もコンディションが悪い状態で朝を迎えることとなりました。

「いつも通り撃てば大丈夫」そう自分に言い聞かせ、迎えた本射一発目は9.7点。「ここから10点を撃ち続ければ100点は余裕だ」と気持ちを切り替え、1シリーズ目はなんとか100点代に乗せ、2シリーズ目も100点を超えることが出来ました。「はじめが100点超えならここから102~3点を撃てれば606以上は行けそうだ」と3シリーズ目に臨みましたが最後で8.8点が出て、まさかのシリーズ合計で100点を切ってしまう。「ここで8点を出したからと言ってあきらめてはいけない」と思いたくも、今年試合で一回も8点を出したことがなかったがために焦ってしまった私はここから精彩を欠いた射撃を続いてしまい、8点を続出させてしまいます。最後のシリーズでようやく我に返り、なんとか101.9点を出すも、終わったときに画面に表示された600点を下回っている合計点を見て、私は虚脱感に見舞われました。

原因は精神面かそれとも技術が足りなかったか、あるいはその両方か。いずれにせよ今まで慶早戦という大舞台で結果を出すために、監督をはじめとした多くの先輩方にご指導いただいたにもかかわらず結果を出すことが出来ず、申し訳ないという気持ちと自分が情けないという感情で押しつぶされそうになりました。

これを読んでくれてる後輩諸君へ。
インカレをはじめとする学連試合や一般試合は正式に記録が残る大事な試合です。しかし、何回でも出場の機会がある前者とは異なり、慶早戦は人生で最大でも4回しか撃てません。当日緊張やコンディション不良で思わぬ一発が出ることもあるかもしれません。だからといってそこであきらめることなく、最後まで自分がこれまでやってきたことを信じて集中して妥協なき60発を撃ち切ってほしいと思います。皆さんが悔いなく笑顔で引退できることを今後はOBとして見守っていきます。

最後に
監督をはじめとするOBOGの皆さま、今までご指導いただき誠にありがとうございました。
私は高校の時は吹奏楽部でスポーツが決して得意な少年ではございませんでしたが、射撃競技を愛し続け4年間無事に続けることが出来ました。
せっかくここで身に着けた技術や築いてきた人間関係を終わらせたくないことから、卒業後も射撃競技を続けていく所存です。自分の身体が言うことを聞かなくなるその日まで、直径4.5mmと5.6mmの鉛玉の行方を追ってみたいと思います。

またどこかで皆さんとお会いするときがあれば、その際はどうぞよろしくお願いいたします。

した。

94038.jpg
スポンサーサイト



慶早戦 山本

2020.12.11 14:03|大会

約1年ぶりのブログです。
射撃部4年の山本です。

ブログを任されるのは7回目なのですが、これほど筆が進まないのは初めてです…
丸4日頭を悩ませながら書き上げました…

まず、慶應・早稲田両部員の徹底した体調管理や感染予防策の構築によって、慶早戦が無事執り行われましたこと感謝致します。

今年度、本塾は敗戦しました。
私もレギュラーとして出場しましたが、期待されたスコアを大幅に下回り、多くの方々を失望させてしまいました。大変申し訳ございませんでした。言い訳はしません!
ここぞ!というところで決めきれない自分の不甲斐なさ、情けなさに頭を抱えています。

しかしながら、
今年度私は選手として飛躍的な成長を遂げました。
偏に記念館SB射場を作ってくださったOBOG皆さまのおかげです。

キャンパス入構禁止や春シーズン試合中止等が相次ぎ、異例の一年となりましたが、「限られた期間で着実に結果を残そう」と気持ちを切り替え、練習解禁後SB射場に足繁く通いました。
その甲斐あって、弾を込めると鼓動が激しくなってしまう私の弱点を克服することができました。
引退前に、目標としていたSBのスコアを撃ち2種目で部内記録を更新できました!相乗効果として(?)ARも自己ベストを2年半ぶりに更新できました!嬉しかったです!

早いものでもう引退となりますが、
振り返れば、慶應義塾體育會射撃部に入って小泉信三先生の仰る「三つの宝」をきちんと得られたと思います。特に第三の宝『友』。
引退試合こそ悔しい結果となりましたが、
親愛なる同期、寛大な先輩、頼もしい後輩、そして温かなOBOGの方々に恵まれたこの4年間に後悔はありません!
今まで本当にありがとうございました。

最後になりましたが、
今後とも慶應義塾體育會射撃部への変わらぬご声援のほど何卒よろしくお願い致します。

94001.jpg

慶早戦 杉岡

2020.12.06 22:08|大会

ご無沙汰しております。
今年度主将を務めさせていただきました、
4年の杉岡でございます。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
寒さが一段と厳しくなって参りました。
コロナ禍でまだまだ安心できない状況が続いておりますので、お身体には十分お気をつけてお過ごしください。


さて、4年間でブログを書く機会は片手で数えられるほどしかございませんでしたが、ついにこれがラストブログです。駄文ではございますが、どうか最後までお付き合いいただければと思います。


まず、慶早戦についてです。

結果として、
本塾 5254.8点
早稲田5284.8点
30点差での敗北となりました。

昨年度の本塾の成績は5295.1点。
40点近くもスコアを落としてしまいました。

素晴らしい環境下で活動させていただいているにもかかわらず、良いご報告ができず忸怩たる思いでございます。

今年の慶應は決して弱かったわけではありません。
勝てる試合だったと思います。

私は3×20のレギュラーを務めさせていただきました。
結果としては自己ベストを大きく下回る、凄惨なスコア。
本当に、悔しく、情けなく思います。

「慶應カラーに染まったエース銃を誇りに、主将として部を率いるに相応しい、頼りになるスコアを撃ち続けること。」今年一年間、この責務を果たすべく練習に励んで参りました。

最後の最後、そして一番重要な試合で期待に応えられなかった自分の不甲斐なさと、いつも支えてくださっていた周囲の方々に対する申し訳のなさ。後輩たちが良い成績を残してくれただけに、慚愧の念に堪えません。

「笑顔で引退」なんて到底できませんでした。


なぜ当日にスコアを落とすことになったのか?という根本的な敗因の分析については、丁寧に後輩たちへ引き継ぎ、来年に返り咲くための肥料にしてもらいます。
後輩たちには、決してこんな思いで引退してほしくないです。
そして今回の敗北で学び得たことを来年以降の勝利に繋げるために私ができることは何でも取り組んでいく所存です。これからは卒業生として、4年間お世話になった射撃部に出来るだけ多くのものを還元していける方法を模索していきたいと考えております。



次に、今年一年間について振り返ります。

今年度の活動や戦績等につきましては體育會誌の激闘録に寄稿いたしましたので、ここで詳細を記すことは控えます。


2020年はコロナ禍により全世界の社会情勢が一変する「激動の年」となりました。
我が部においても例年通りの活動はできず、大きな変化が求められる一年でした。
(部を率いる立場にいらっしゃった全ての方々、一年間の舵取り本当にお疲れさまでした…。)


目まぐるしく変化する日常に戸惑う一方で4か月近くにも亘った活動自粛期間、部員ひとりひとりが部活動と向き合い、自分自身を静かに見つめ直す機会となったはずです。

チームで活動している、という実感を享受しにくかった今年度において「射撃という個人スポーツにおけるチーム(部)の意義を問い直す」ことは非常に重要なテーマだったように思います。

昨冬、執行部の話し合いで、我が部が抱えている問題として団体意識が希薄化しているという共通認識があり、チームビルディングに注力していく方針を定めました。
独特なカラーを持つ私たちの代が幹部になった今年だからこそ成し得ることがあるはずだと、一年を通して何度も議論を重ね、様々な策を検討して参りました。
しかし、コロナ禍によりそのほとんどは実現できないまま終わってしまいました。来年にできる保証もありません。
ただ、コロナ発生に因らず執行部としてトップダウン式に全体へ働きかけることのできるアプローチには限界があります。チームの一員として活動する意義みたいなものは、本来与えられるものではなく、自身で見出していくべきものだからです。


射撃は究極の個人スポーツです。
団体戦があるとはいえ、中身は個人得点の合算。
複数人で取り組むという意味での団体戦は、ARMixのファイナルくらいです。
つまり、基本的にチームみんなで何かを頑張るという行為は、競技中に存在しません。
その点で、リレー種目がある陸上や水泳、ロードレースがある自転車競技などの個人競技とは一線を画します。 
競技中に他者のサポートは不要。だから極論、練習もひとりで完結できてしまいます。


このような「個」のスポーツに取り組む我が部において、効率的にスコアを伸ばすにはどうするべきでしょうか。
【明確な目標設定⇒一人ひとりの弛まぬ努力⇒活発な部内間競争⇒全体のスコア向上⇒より高い目標…】
この循環に落とし込むことが重要なのですが、簡単に実践できたら誰も苦労しません。

では、どうしたら上手く実践できるのでしょうか。
様々な要素を考えつくことができますが、私は「チーム力」が重要だと考えます。

お互いに良い刺激を与え合い、支え合えることができるチームであるか。
チームとして活動することが個人のモチベーションに積極的な影響を与えているか。
スコアアップ循環の土台として、チームとしての強さは必要不可欠であるように思います。

文武両道を掲げている我が部において、練習の効率化は必須です。
何事も合理性を第一優先に考えて活動することが求められます。


合理を追求することは部として正しい在り方ですが、削ぎ落としてはならない非合理、不要不急が存在することも確かだと信じつつ、この一年間、同期や後輩たちと試行錯誤を重ねて参りました。


とはいえ、肝心の結果を残せていないことを考えると、上述の考えは大間違いである可能性も否めません。
その点も含めて、今年一年間の模索が今後の更なる飛躍に貢献できたら幸いです。



そして、最後になってしまい大変恐縮ですが、
監督をはじめとするOBOGの皆さま、今までご指導いただき誠にありがとうございました。
今年度もコロナ禍で練習に励む現役部員のために、消毒液や除菌スプレー等の差し入れを頂いたり、激励のお言葉をかけていただいたりと、多大なご厚情を賜りました。心より御礼申し上げます。
来春に送別会の機会がございましたら、改めてご挨拶させていただきたく存じます。
そして私共4年生9名を、OBOGの仲間として温かく迎えていただけますと幸甚でございます。


image1_20201206215444fcc.jpeg



射撃部で過ごした日々は一生の財産です。
本当にありがとうございました。


image1 (1)